ドル建て生命保険とは?外貨保険のメリット2つとリスク2つ

倉見栄美

 

「ドル建ての生命保険をすすめられているのですが、これってどうなんですか??」

時々このようなご質問をお客さまからいただきます。

 

普通の保険と比べて利回りが有利と聞いて気にはなっているものの・・・

「難しそう」「危なそう」というイメージから迷っている感じですね。

 

今日はドル建ての保険がどんなものかをなるべく分かりやすく説明します。

特にメリットやリスクについて詳しく解説していきましょう!!

 

ドル建て生命保険とは

 

ドル建ての生命保険は「日本円」の代わりに「アメリカドル」で運用されます。

 

 

大きな違いはそれだけです。笑

 

生命保険の基本的な機能は円建てのものと変わりません。

保険料を毎月払って、死亡や高度障害になった場合には保険金が出ます。

 

なぜドル建てか

 

ではなぜわざわざ「日本円」の代わりに「アメリカドル」で運用するのか??

それは「アメリカドル」で運用すると利回りが良いからです!!

 

「日本円」で運用される保険は主に日本の国債で運用されます。

しかし日本の国債は金利が低くてなかなか儲かりません。

2017年3月6日現在、日本国債(10年)の利回りは0.076%です。

 

参考:日本 10年 債券利回り – Investing.com

 

10年預けても金利はほとんどゼロなんですよ。笑

 

しかし「アメリカドル」で運用される保険は主にアメリカの国債で運用されます。

そしてアメリカの国債は日本と比べて金利が高いです。

2017年3月6日現在、アメリカ国債(10年)の利回りは2.475%です。

 

参考:米国 10年 債券利回り – Investing.com

 

なんとアメリカの金利は日本の約30倍!!

「アメリカドル」で運用される保険は利回りが高い分、お客さまには有利なのです。

 

ドル建て生命保険のメリット

 

そんなドル建て保険のメリットは以下の通りです。

 

・少ない保険料で大きな保障に入れる

 

 

利回りが良いので少ない保険料でも保険金や解約返戻金は大きくなります。

保険としてだけではなく資産運用の手段としても使えるのです。

 

・資産を分散できる

 

 

ドル建ての保険に加入するとアメリカドルでも資産を持つことになります。

世界的に見れば日本円よりもアメリカドルの方が信用が高いので資産の保全となるでしょう。

 

ドル建て生命保険のリスク

 

次に生命保険をドル建てにするリスクについてお伝えしましょう。

 

・受取金額がいくらになるか分からない

 

 

保険金や解約返戻金はドルで支払われるので為替の影響を受けます。

お金を受け取る時期が円高か円安によって円での受取額が上下するのです。

いくら金利が高いと言っても為替の状況ではマイナスになることさえありえます!!

 

・手数料が余分にかかる

 

 

海外で運用するのは手間がかかるので、保険会社の受け取る運用手数料が高い傾向にあります。

また保険料を払うときは円をドルに、保険金を受け取るときはドルを円に両替しますが・・・

そこで両替手数料が別にかかってくるのです。

 

ドル建て生命保険に対する私の考え

 

お客さまに「ドル建て生命保険ってどうなの??」とたずねられた場合・・・

私はそれを絶対におすすめしません!!

なぜなら私にたずねる時点でお客さまはその商品のことを理解できていないからです。

 

 

やはりドル建ての生命保険に加入するということは利益を得ることが目的なのでしょう。

しかし自分自身が商品内容を把握できないような金融商品に入るべきではありません。

もしそれで大損した場合、なかなか納得できずにとても悔しい思いをしますよ~

 

商品内容をしっかりと理解できて、かつ発生しうるリスクを許容できる人のみが手を出せる商品だと思います。

 

まとめ

 

ドル建ての生命保険は「日本円」ではなく「アメリカドル」で運用する保険です。

円建ての保険と比べて利回りが良いですが、様々なリスクも存在します。

商品内容をキチンと理解できる人でなければ手を出さない方が良いでしょう。