一戸建て・マンション両方OK!火災保険で水漏れは補償される

代表取締役 森原 義博

 

「水道管から水がもれて部屋が大変なことに」

「上の階から水がたれて室内が水びたしだ」

お客さまからときどき受ける相談です。

 

水漏れが発生した場合、その被害は想定したものより大きくなりがちです。

天井や床板、壁紙の張り替えをしなければならなくなったり・・・

濡れてしまった家具や電化製品の買い替えが必要になったりするのです。

 

このような場合、火災保険の補償が使える可能性があります。

今日は火災保険の水濡れに対する補償について詳しくお話ししましょう!!

 

火災保険は火事だけじゃない

 

火災保険はその名前から火事だけにしか使えないと考えられがちですが・・・

契約内容によっては自然災害や盗難、破損などで被害を受けた場合でも補償の対象になります!!

 

下図は東京海上日動の火災保険パンフレットから抜き出したものです。

見てみると火災だけでなく様々なリスクにも火災保険が対応していることが分かります。

 

無題

 

参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険

 

これは何も東京海上日動だけではありません。

一般的な火災保険の補償内容はどこの保険会社もほぼ同じです。

 

そして雨漏りの修理となったとき・・・

この中にある「水漏れリスク」というものが重要になってきます!!

 

水濡れリスクとは

 

水濡れリスクとは以下のようなものです。

これらが発生した場合、火災保険で被害が補償される可能性があります。

 

1.給排水設備の事故による水漏れ

 

 

建物内外の給排水管から水漏れが発生し、建物や家具が損害を受けると保険金が支払われます。

(ただし建物のみで家財は対象外となっている契約の場合は建物のみ補償です)

具体的には水道管・排水管・水洗トイレ設備・温水器・雨どい・浄化槽などが挙げられます。

 

よくあるのは古いマンションや団地で、老朽化した配管から水漏れが発生したという相談です。

また冬の時期は水道管が凍結して、そこから破裂したというのもよく聞きます。

 

 

2.他の戸室で発生した事故による水漏れ

 

 

他の家から発生した水の事故により、建物や家具が損害を受けると保険金が支払われます。

(ただし建物のみで家財は対象外となっている契約の場合は建物のみ補償です)

他の家とはマンションでいえば上の階や隣の部屋、一戸建てでいえば隣近所が挙げられます。

 

よく聞くのは上の階がお風呂の水を出しっぱなしで下までもれてきたという話ですね。

また浴槽以外にも「洗濯機のホースが外れた」「トイレの配管が壊れた」など原因は様々です。

 

賃貸の場合はまず大家へ

 

ただし一戸建てやマンション・アパートを借りている場合は注意が必要です。

なぜなら契約によって、どこまで自分(借主)の責任で直すべきかが変わってくるから!!

 

 

場合によっては大家さんが修理費を負担すべきケースもあります。

なので賃貸物件の場合は保険を請求する前に不動産屋さんに相談してみましょう。

 

水漏れで補償が効かないパターン

 

火災保険に水漏れ補償があったとしても、以下のような場合は保険が効きません。

 

1.自分の不注意で自宅が水びたしになった

 

 

補償が受けられる事故というのは「偶然かつ突発的」という条件が付きます。

これは事故の発生が事前に予想できず、しかも突然に起こるような事故です。

配管の破裂などはまさにそうですよね。

 

しかし蛇口から水を出しっぱなしなど、自分の不注意で起こった事故はこれには該当しません。

したがって補償の対象外となってしまうのです。

 

2.自分が水漏れの加害者になった

 

 

火災保険というものは基本的に自分の家に起こった損害を補償する保険です。

したがって下の階の人に損害を与えてしまっても保険金が出ることはありません。

 

もしこういった損害賠償に備えようと思ったら「個人賠償責任保険」が便利です!!

これは火災保険に特約として付けることができます。

 

この保険は家の事故だけでなく、日常の様々な賠償リスクにも対応してくれます。

しかもこれに1つ入っておけば家族全員が補償の対象になるのです!!

 

保険料も安いので、悪さしがちな小さいお子さんがいる家庭は加入をおすすめしますよ。

参考:子供の物損にたった100円で備える!個人賠償責任保険とは?

 

3.すでに他の人から賠償してもらった

 

 

たとえば上の階から水漏れが発生し、上の階の人が保険で被害を弁償してくれた場合・・・

自分の家の火災保険も請求してお金を2重取りすることはできません。

 

火災保険などの損害保険は「被害を受けた金額を補償する」というものです。

したがって受けた被害以上の保険金を受け取ることはありません。

参考:火災保険を複数契約?お金の無駄なので即刻やめましょう

 

バレないようにやろうとしても、保険会社同士はつながっているので絶対バレます。

最悪の場合、保険金詐欺で訴えられる可能性もあるので気を付けてください。

 

まとめ

 

水漏れで建物や家具がダメージを受けた場合、火災保険で補償を受けられる可能性があります。

水濡れは自分が思っている以上に大きな損害を受けるので保険金は大きな助けとなるでしょう。

しかし対象外となるパターンもいくつか存在するので気を付けてください。