サラリーマンは損するから不要?医療保険の必要性を徹底解説

倉見栄美

 

「医療保険は必要ない」といった情報を最近、雑誌やテレビなどで見かけます。

日本は国の健康保険制度が優れているので、医療保険にわざわざ入る必要がない人がいることは事実です。

 

しかしこれまで保険のプロとして3000人以上の方と話をしてきた中で・・・

医療保険に助けられた人もたくさん見てきました。

 

今日はそんな私が考える「医療保険が不要な理由と必要な理由」を両方お伝えしましょう。

それらを踏まえたうえで医療保険が不要な人・必要な人を考えていきます。

 

医療保険が不要な理由

 

医療保険が不要な理由は以下の2つが考えられます。

 

 

1. 健康保険

 

日本に住んでいる人は原則、すべての人が健康保険に加入しています。

そしてその健康保険制度がけっこう手厚いのです!!

 

例えば健康保険証を窓口に出せば医療費は3割負担になります。

また高額な医療費を支払ったときは払い戻しを受けられるのです。

参考:健康保険ガイド|全国健康保険協会

 

この制度がある限り「治療費が数百万になって破産する」なんてことはありません。

 

2. 傷病手当金

 

サラリーマンで会社の健康保険に入っている人はお得な制度があります。

それは「傷病手当金」というものです。

 

これは病気やケガで仕事ができなくなって会社から十分な給料をもらえないとき・・・

本人と家族を守るために健康保険から支給されるお金です。

参考:傷病手当金 | 全国健康保険協会

 

これは自営業の方(国民健康保険)の方にはありません。

 

医療保険が必要な理由

 

逆に医療保険が必要な理由は以下の3つが考えられます。

 

 

1. 治療費以外のお金

 

健康保険が保障してくれるのは医療費だけです。

それ以外の部分はすべて自己負担になります。

 

例えば入院するとなったときに部屋代や食事代が医療費とは別にかかってきます。

またパジャマや洗面用具、子供やペットを預けるお金なんかも必要となってくるでしょう。

 

2. 家族のケガ・病気

 

働いていない家族(専業主婦や子供)がケガや病気で入院になったとき・・・

上記の「傷病手当金」は請求できません。

これはあくまでも会社で働いている人が働けなくなったときの制度だからです。

 

しかし家族が入院してしまったら誰かが面倒を見なくてはなりません。

そのため傷病手当金が出なくても会社を休まなくてはいけない事態が発生してくるのです。

 

3. 少子高齢化

 

実は昔、医療費がタダだった時代があります!!

しかし1984年から1割負担が始まり・・・

1997年に2割負担、2003年に3割負担と増えてきました。

 

これは少子高齢化によって医療費が膨らんで国のお金だけでは支えられなくなったからです。

そして皆さんご存知の通り、この傾向は今も続いています。

したがってこれから医療費の自己負担額がさらに上がっていく可能性があるのです。

 

医療保険が不要な人

 

上記の医療保険が不要な理由・必要な理由を考えると・・・

医療保険が不要かもしれない人は以下のような方々です。

 

・十分な貯金がある人

貯金がたくさんあれば医療費以外の負担にも耐えられるでしょう。

 

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・サラリーマンの人

傷病手当金や会社特有の福利厚生など手厚い保障があります。

 

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・高齢の人

今後あるかもしれない医療制度改正の影響をあまり受けません。

 

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医療保険が必要な人

 

また医療保険に入った方が良い人は以下のような方です。

 

・あまり貯金のない人

医療費以外の負担に耐え切れなくなる可能性があります。

 

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・自営業、専業主婦、学生

サラリーマンのような手厚い保障がなく家族に迷惑をかけやすいです。

 

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・若い人

将来、医療費の自己負担額がさらに上がる可能性があります。

 

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最後に

 

上記の必要・不要はあくまでも一般論です。

保険というものは個人の状況や考え方によって不要・必要は変わってきます!!

 

 

「せっかく貯めてきたお金を医療費に使いたくない」

そう言って貯金がたくさんあるのに医療保険に入る人もいれば・・・

 

「毎日ギリギリの生活をしているから」

そう言って貯金が少ないのに医療保険に入らない人もいるのです。

 

また最近は入院しなければ支払った保険料が全額返ってくるような医療保険もあります。

「貯金の代わりとして医療保険に加入する」という考え方だってできるのです。

 

上に書いた一般論にしばられず・・・

「本当に自分に医療保険は必要なのか」をしっかり検討しましょう!!