医療保険で長期入院保障は必要?おすすめの入院日数を教える

倉見栄美

 

「もし長い間入院しちゃったらどうなるの??」

よくお客さまから聞かれる質問です。

 

現在、医療保険は短期入院(60日以内)に備えるものが主流となっています。

では長期入院(61日以上)に対する準備は必要はないのでしょうか??

今日は長期入院に保険で備えるべきかについて色々と考えていきます。

 

長期入院する人は少ない

 

生命保険文化センターの調査によると・・・

長期入院(61日以上)する人の割合は少ないです。

調査結果のグラフを見てみると以下の通り。

 

 

参考:「生活保障に関する調査」|公益財団法人 生命保険文化センター

 

長期入院(61日以上)の入院患者は全体のわずか5.9%です。

およそ17人に1人の割合となります。

そのため現在は短期入院(60日型)の医療保険が主流です。

 

入院日数は短くなっている

 

また厚生労働省の調査によると・・・

入院日数は年を追うごとに短くなっています。

これもグラフを見てみると以下の通りです。

 

参考:平成26年患者調査の概況|厚生労働省

 

これには以下2つの原因が考えられます。

 

1.医療技術の進歩

体への負担が少ない手術や薬が新たに開発され入院する人が少なくなった

 

2.国による医療費削減

医療費の増大を防ぐために国は早く退院させるよう病院にうながしている

 

この傾向は今後も続いていくことでしょう。

したがって将来的に考えても長期入院に備える必要性は低いと言えます。

 

長期入院になりやすい病気

 

では長期入院にまったく備える必要はないのか??

実はこれ、どんな病気をするかによって変わってきます!!

 

 

というのも平均入院日数が60日を越える病気があるからです。

具体的には以下のようなもの。

 

統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害:546.1日

血管性及び詳細不明の認知症:376.5日

アルツハイマー病:266.3日

気分[感情]障害(躁うつ病を含む):113.4日

脳血管疾患:89.5日

慢性閉塞性肺疾患:68.1日

慢性腎不全:62.9日

高血圧性疾患:60.5日

 

参考:平成26年患者調査の概況|厚生労働省

 

こう見ると精神や神経をわずらう病気は入院が長期化する傾向にありますね。

特にうつ病なんて最近、患者さんが増えてきているのではないでしょうか??

こういった病気が心配な方は長期入院に備えても良いかもしれません。

 

短期入院のワナ

 

入院日数が少ないということは喜ばしいことのように聞こえますが・・・

実はこれには別の側面もあります。

それは入退院を繰り返す人が増えているということ!!

 

 

上記の通り、医療費を抑えるために国は早く退院させるよう病院にうながしています。

具体的には長期入院をさせるほど診療報酬が下がる仕組みにしているのです。

 

そのため病院はなるべく早く退院させて自宅療養に切り替えようとします。

そして何か問題が出てきたらまた入院させるという方法にしているのです。

 

多くの医療保険は180日(6か月)経たずにまた入院となった場合・・・

それは別の入院としてカウントしてくれません。

したがって1回の入院日数は少なくても、入退院を繰り返せば保障が切れる可能性があるのです。

 

長期入院に備えるには

 

長期入院になる可能性がある脳血管の病気や・・・

再々入院しがちなガンが心配で長期入院の補償を希望されるお客さまはいます。

 

特にご家族の方がそのような病気で長く入院した経験を持っていたりするとなおさらです。

 

 

基本的には短期型(60日型)の医療保険で補償としては十分です。

しかしもし長期入院に備えたいという方であれば、私は「120日型」を提案しています!!

 

入ろうと思えば「730日型」や「1095日型」の医療保険もあるのですが・・・

そうすると保険料がグッと高くなりますし、上を見て行けばキリがありません。

 

120日型ならだいたい月々の保険料に数百円が上乗せされるぐらいです。

それぐらいならまだ許容範囲でしょう。

 

また3大疾病・5大疾病・介護などは一時金を受け取れる特約を付けるのもアリです!!

なにも絶対に入院日数で備える必要はないでしょう。

むしろ一時金の方が早くまとまったお金を受け取れるのでより便利ですよ。

 

まとめ

 

長期入院(61日以上)になる確率は5.6%とすごく少ないです。

しかし平均入院日数が60日を超える病気もいくつか存在します。

不安な方は医療保険を「120日型」にしたり、一時金がもらえる特約を付けておきましょう。