大雨で土砂崩れ!土砂災害の被害は火災保険で補償されるか?

代表取締役 森原 義博

 

鳥取県は全国的に見ても山の多いところです。

また鳥取を含む山陰地方は雨や雪が多い場所として有名でもあります。

 

したがって鳥取は土砂崩れ・土石流・地滑りなどが発生しやすい地域と言えるでしょう。

実際に毎年、鳥取県のどこかで土砂災害が起こってニュースになります。

参考:鳥取県日南町で土砂崩れ 就寝中の88歳の女性が死亡|47NEWS

 

実は土砂崩れによる家の被害を火災保険で直せる可能性があることをご存知ですか??

今日は火災保険で土砂災害が補償される条件についてお話しします。

 

火災保険は火事だけじゃない

 

火災保険はその名前から火事だけにしか使えないと考えられがちですが・・・

契約内容によっては自然災害や盗難、破損などで被害を受けた場合でも補償の対象になります!!

 

下図は東京海上日動の火災保険パンフレットから抜き出したものです。

見てみると火災だけでなく様々なリスクにも火災保険が対応していることが分かります。

 

無題

参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険

 

これは何も東京海上日動だけではありません。

一般的な火災保険の補償内容はどこの保険会社もほぼ同じです。

 

そして土砂崩れの被害にあったとき・・・

この中にある「水災リスク」というものが重要になってきます!!

 

水災リスクとは

 

水災とは簡単に言ってしまうと「水による災害」です。

具体的には大雨・台風・集中豪雨・高潮・洪水などが挙げられます。

 

 

それらによって家具や家が水浸しになると火災保険の補償対象です。

そして土砂崩れがこの「水災」によるものの場合、火災保険の補償範囲内となります!!

したがって土砂崩れの被害を火災保険でカバーすることができるのです。

 

火事よりも多い

 

私は長年、保険の仕事をしていますが・・・

お客さまの家が火事になって火災保険金を支払ったことはほとんどありません。

 

火事ってそんなにめったに起こるものではないんですよ。

(なので火災事故で何千万円というお金を支払うときは緊張します。笑)

 

しかしこういった自然災害によるご請求は本当に良く受けますね。

実際に火災保険で保険金請求が一番多いのは、この「水災」や「風災」などです!!

 

※2015年度住まいの保険(充実タイプ)事故件数割合

 

水災の補償は外されがち

 

火災保険には基本的に、この「水災リスク」が補償の中に組み込まれています。

しかしこの補償は「うちには関係ない」とプランから最も外されやすいです!!

 

 

・家が高台にある

・アパートやマンションの高層階に住んでいる

・近くに海や川がない

 

こういう場合は水災に対する備えは必要ないとみなさん思ってしまいがち。

 

しかしこのような場合であっても・・・

家の近くに山やガケがあるという方は土砂崩れの被害に合う可能性があります!!

 

鳥取県のハザードマップで自分の家に土砂崩れの心配はないか確認しておきましょう。

参考:ハザードマップ/危機管理局/とりネット/鳥取県公式サイト

 

補償の対象外となる場合

 

土砂崩れの被害に合ったら絶対に火災保険で直せるというわけではありません。

水災の補償は通常、以下2つの条件をクリアする必要があります。

 

 

1.床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水の場合

2.損害の割合が30%以上の場合

 

また地震による土砂崩れの場合も補償の対象外です!!

その場合は火災保険ではなく地震保険への加入が必要となってきますね。

 

まとめ

 

土砂崩れが水災によるものである場合、火災保険でその被害を直せる可能性があります。

しかし水災の補償は火災保険のプランから最も外されやすいです。

事前にハザードマップで自分の家には土砂崩れの心配がないか確認しておきましょう。

2017年2月作成(募集文書番号:16-T22785)