学資保険で一時払と全期前納の違いは?それぞれのデメリット

倉見栄美

 

「一時払いと全期前納の違いって何ですか??」

学資保険を考えているお客さまからたまに聞かれる質問です。

 

学資保険の保険料は色々な方法で支払うことができます。

一番多いのは「月払い」ですが・・・

「年払い」や「一括」で支払うことだって可能なのです。

 

そして「一括」で支払う方法はさらに「一時払い」と「全期前納」に分かれます。

ではこれらの違いっていったい何なのでしょう??

今日はそれぞれの特徴やデメリットについて書いていきます。

 

保険料はまとめるとお得

 

これは学資保険に限らず、保険全般に言えることですが・・・

保険料はまとめて払った方が金銭的にはお得です!!

 

 

月払いよりも年払い、年払いよりも一括払いとする方が有利になります。

具体的には保険料の支払総額が少なくなったり、戻ってくる満期金が大きくなったりするのです。

 

一時払いと全期前納の違い

 

したがってお金に余裕のある方は学資保険の一括払いを検討されます。

その方が返戻率(利回り)が良くなるからです。

 

 

しかし上記の通り、一括払いにも「一時払い」と「全期前納」の2種類があります。

これらの違いは以下の通りです。

 

一時払い

全期間の保険料をまとめて保険会社に支払います。

保険料の支払いはその1回で終了です。

 

全期前納

全期間の保険料をまとめて保険会社に預けます。

保険会社はその預かったお金から毎年保険料を受け取ります。

 

保険料を一括で保険会社に渡すのは一緒ですが、その後の処理がちょっと違うのです。

ではこの違いによってどのような差が生まれてくるのでしょうか??

「一時払い」と「全期前納」を比べたときのデメリットをそれぞれ見ていきます!!

 

一時払いのデメリット

 

まず「一時払い」のデメリットを考えていきましょう。

ここで書くことは逆に「全期前納」ではメリットになります。

 

1.払込免除とならない

 

 

学資保険には「払込免除」という大きな利点があります。

これは契約者である親御さんがなくなった場合・・・

それ以後の保険料は支払わなくても満期金がもらえるというものです。

 

しかし一時払いの場合、この利点はなくなってしまいます。

なぜならすでに保険料を全額払い済みで免除するものが何もないからです。

これが「全期前納」だと預けている保険金のうち、まだ払い込まれてない部分が返ってきます。

 

2.生命保険料控除が1年のみ

 

 

学資保険に保険料を支払っていると生命保険料控除が使えて税金が安くなります。

ただし「一時払い」の場合、控除を受けられるのは支払いを行った年だけです。

高額な保険料を払っても控除額には上限があるのでほとんどがムダになります。

 

しかし「全期前納」の場合は毎年少しづつ保険料を支払っていく形です。

したがって払い込みが終了するまでは毎年控除を受けることができます。

 

生命保険料控除の詳しい説明は下のブログを参考にしてください。

参考:扶養家族の分も対象!生命保険料控除で税金を安くする方法

 

全期前納のデメリット

 

次に「全期前納」のデメリットを考えていきましょう。

ここで書くことは逆に「一時払い」ではメリットになります。

 

1.利回りが落ちる

 

 

「全期前納」は「一時払い」より利回りが落ちます。

なぜなら「全期前納」のお金はあくまで預けているだけで運用はされないからです。

保険料は毎年少しずつ支払われ、そこから運用が始まります。

 

実は「一時払い」は学資保険の返戻率が最も高くなる支払方法です。

保険会社は最初から大きなお金を運用できるので効率が良いのですね。

なので満期後に返ってくる金額は一番大きくなります。

 

どちらを選ぶべきか

 

個人的には「全期前納」の方がお得なのではないかなと思います!!

学資保険の一番の利点は親御さんに万が一のことがあったときの保険料免除です。

これがなくなる「一時払い」では学資保険に入る意味が薄れてしまいます。

 

 

ただし払込期間中に親御さんが亡くなるようなことってほとんどありません。

しかもそのような場合はあらかじめ生命保険などで準備されている方が多いでしょう。

 

そう考えると、割り切ってより利回りの良い「一時払い」を選択するというのもアリですね。

ご自身の考えに合った方法を選んでください。

 

まとめ

 

学資保険の保険料を一括で支払う方法は「一時払い」と「全期前納」の2種類があります。

同じように大きな金額を保険会社に支払いますが、その後の処理がちょっと異なります。

それぞれのメリット・デメリットをしっかり認識し、自分に合った方法を選びましょう!!

 

ちなみに、子供が15~18歳になるまでにお金を貯めることを目的とするなら・・・

下のブログで書いたように学資保険より親御さんの生命保険を使う方がおすすめです!!

参考:学資保険は必要ない!教育費は生命保険で貯金すべき理由8つ

 

この保険も全期前納をすることで貯まっていくお金はさらに多くなります。