屋根のへこみなど…大雪による損害で自動車保険は使える?

専務取締役 森原 真

 

鳥取にはまたまた大雪が降りましたね~

全国版のニュースで「鳥取」の名前を何回も見ました。

参考:鳥取の積雪、32年ぶりに90センチ超 立ち往生が頻発

 

皆さんの車にも被害が出ているのではないでしょうか??

今日は今回の大雪で問い合わせの多かったことを書いていきます。

 

車両保険には2種類

 

大雪による損害が出た場合・・・

自動車保険に「車両保険」を付けているかが重要になってきます。

この「車両保険」とは簡単に言うと自分の車の修理費を補償してくれるものです。

 

 

この車両保険は「一般」と「エコノミー」の2種類に分かれます。

「一般」は基本的にどんな損害でも補償を受けることができますが・・・

「エコノミー」だと保険料が安くなる代わりに補償内容は限定されます。

 

詳しくは以下のページをご参照ください。

参考:車両保険|東京海上日動火災保険

 

雪の事故Q&A

 

今回の大雪でよくあった問い合わせをQ&A方式でまとめてみました。

皆さんも似たようなことがなかったかチェックしてみてください。

 

 

1.雪道を走っていたら雪でバンパーが外れた

 

これは「単独事故」になるので車両保険の対象です。

しかし「エコノミー」の場合は対象外となってしまいます。

 

2.雪道でスリップしてガードレールにぶつかった

 

これは「単独事故」になるので車両保険の対象です。

しかし「エコノミー」の場合は対象外となってしまいます。

 

3.硬くなった雪に車をこすってキズが付いた

 

これは「単独事故」になるので車両保険の対象です。

しかし「エコノミー」の場合は対象外となってしまいます。

 

4.雪道でスリップして他の車にぶつかった

 

これは「車同士の衝突」になるので車両保険の対象です。

「一般」でも「エコノミー」でも保険金が出ます。

 

5.雪の重みでワイパーがダメになった

 

これは「その他の偶然な事故」となり車両保険の対象です。

「一般」でも「エコノミー」でも保険金が出ます。

 

6.雪の重みで車の屋根がへこんだ

 

これは「その他の偶然な事故」となり車両保険の対象です。

「一般」でも「エコノミー」でも保険金が出ます。

 

7.屋根から雪が落ちてきてガラスが割れた

 

これは「落下物との衝突」となり車両保険の対象です。

「一般」でも「エコノミー」でも保険金が出ます。

 

8.雪で車庫が倒壊して車が下敷きになった

 

これは「落下物との衝突」となり車両保険の対象です。

「一般」でも「エコノミー」でも保険金が出ます。

 

保険を使うときは要検討

 

保険を使って修理費を出してもらうことは可能ですが・・・

だからといって安易に請求をせず、事前によく検討しましょう。

なぜなら結果的に損をする可能性があるからです!!

 

 

保険を使った場合、次の年から等級が1~3下がります。

参考:たった3分で理解できる!自動車保険の等級制度の仕組み

すると次年度から保険料が上がってしまうのです!!

 

その値上がり分を考えると自費で直した方が得だったとなる可能性があります。

したがって修理費があまり高くない場合は保険を使わない方が賢いです。

迷ったときはご自身の保険担当者に相談してみましょう。

 

雪道でのロードサービス

 

雪道でカメ(立往生)になったとき、自動車保険のロードサービスを呼ぶ方は多いです。

 

 

しかし残念ながら、雪にはまったりスリップで動けなくなるのはロードサービスの対象外です。

なぜなら「事故」でも「故障」でもないから!!

 

自動車保険に付いているロードサービスは「事故」や「故障」に備えるものです。

しかし雪道で動けなくなるのは単に「雪」のせいだけであって・・・

極端な話、車の周辺をすべて雪かきすれば車は何事もなく動き出します。

 

したがって自分だけじゃどうしても脱出できないという場合は・・・

JAFなどにお金を払って来てもらうことになるでしょう。

そうならないためにもスコップや新しいスノータイヤを準備しておきたいですね。

 

まとめ

 

雪で車に被害が出た場合、車両保険を使うことで修理費を補償してもらうことができます。

しかし請求をかける場合は保険料が次年度から上がることも考えておきましょう。

あと雪道でカメになった場合、自動車保険のロードサービスは使えないので注意してください。

 

追記

 

今回の大雪による家や車庫への被害については以下のブログをご参照ください。

参考:屋根や車庫に被害…雪の災害で火災保険が使えるパターンは?