屋根や車庫に被害…雪の災害で火災保険が使えるパターンは?

代表取締役 森原 義博

 

鳥取は大雪で大変なことになっていますね・・・

鳥取県のあちらこちらで車が動かなくなっているようです。

参考:大雪 鳥取県で約280台の車が立往生|NHK

 

皆さんの家や車に被害は出ていませんか??

今日は雪の災害で火災保険が使えるパターンについてお伝えします。

 

火災保険は火事だけじゃない

 

火災保険はその名前から火事だけにしか使えないと考えられがちですが・・・

契約内容によっては自然災害や盗難、破損などで被害を受けた場合でも補償の対象になります!!

 

下図は東京海上日動の火災保険パンフレットから抜き出したものです。

見てみると火災だけでなく様々なリスクにも火災保険が対応していることが分かります。

 

無題

 

参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険

 

これは何も東京海上日動だけではありません。

一般的な火災保険の補償内容はみんなほぼ同じです。

 

そして大雪の被害は「風災リスク」と1つとして補償の対象です!!

 

無題

 

火事よりも多い

 

私は長年、保険の仕事をしていますが・・・

お客さまの家が火事になって火災保険金を支払ったことはほとんどありません。

 

火事ってそんなにめったに起こるものではないんですよ。

(なので火災事故で何千万円というお金を支払うときは緊張します。笑)

 

しかしこういった自然災害によるご請求は本当に良く受けますね。

実際に火災保険で保険金請求が一番多いのはこの「風災」や「水災」などです!!

 

※2015年度住まいの保険(充実タイプ)事故件数割合

 

補償されるパターン

 

具体的には以下のようなことが起こったときに保険金が出ます。

 

・雪の重みで屋根や太陽光発電が壊れた

・猛吹雪でアンテナや雨どいが曲がった

・隣家から雪が落ちて自宅の窓ガラスが割れた

・室外機や給湯器が雪のせいで故障した

・大雪でカーポート(車庫)や物置がつぶれた

 

ただしカーポート(車庫)や物置は契約内容によりますね。

 

carport_snow

 

補償内容で「物置・車庫等も含む」となっていたらオッケーです。

分からないときは保険証券を確認したり、保険担当者に連絡してみましょう。

 

補償されないパターン

 

逆に以下のような場合は保険金が出ません。

 

・自宅から雪が落ちて隣家に被害が出た

 

 

基本的に自然が原因で起こったことは人に責任を問えません。

たとえ自宅の屋根から落ちた雪であっても、相手に修理代を支払う必要はないのです。

 

ただし明らかに被害が出ることが分かっていたのに対処しなかった場合・・・

相手から賠償責任を問われる可能性も少なからずあります。

 

そんなときは「火災保険」ではなく「個人賠償責任保険」の出番ですね!!

参考:月百円で親は子供の心配から解放される!第三者への賠償保険

 

・雪でカーポート(車庫)がつぶれて車に被害が出た

 

 

カーポート(車庫)自体は火災保険で直せる可能性があるものの・・・

その下にあった車の被害までは見てくれません。

 

この場合は「火災保険」ではなく「自動車保険」を使うことになるでしょう。

もしご自身の自動車保険に「車両保険」が付いていれば保険金を請求することができます。

 

しかし自動車保険を使うと自然災害事故として1等級ダウンし保険料が上がります。

したがって保険を使うときは保険担当者としっかり打ち合わせし・・・

修理代と保険料の値上がり分を確認しながら保険を使うかの判断をしましょう。

 

免責金額に注意

 

さらに雪災で火災保険を請求するのに気を付けなければいけないことがあります。

それは「免責金額」を設定しているかどうかです!!

 

「免責金額」とは自分自身が負担する金額(自己負担額)のこと。

火災保険には「5万円までは自己負担でお願い」みたいな条件が付いていることがあります。

 

 

したがって保険金は以下のような式で計算されるのです。

保険金 = 損害額(修理費)- 免責金額(自己負担額)

 

たとえば免責金額が5万円だったとして・・・

損害額が6万円ならば5万円を引いた1万円が受け取れます。

しかし損害額が5万円だと1円も受け取ることができません。

 

つまり損害額が免責金額を越えないと保険金はゼロなのです!!

 

火災保険に加入する際に多くの人は免責金額を3万円とか5万円とかに設定しています。

そうした方が保険料が安くなりますからね。

したがって壊れた物の値段がそんなに高くなければ火災保険の出る幕はありません。

 

火災保険の補償は充実させよう

 

少し前に「雪で瓦(かわら)が3枚壊れた」というお客さまがいました。

修理代を見積もってみると28000円。

 

 

その方は自己負担額(免責金額)をゼロとしていたので・・・

28000円をそのままお支払いすることができました。

 

家周りで数万円という小さな修理が必要になる事態ってけっこうあります。

しかも火災保険は自動車保険みたいに使ったら保険料が上がるということはないのです!!

したがって私は個人的に免責ゼロの充実プランをお客さまにおすすめしています。

 

まとめ

 

雪で家が被害を受けた場合、火災保険を請求できるパターンがあります。

被害の状況や契約の条件によって保険金が出るかどうかは変わってきますが・・・

迷ったらとりあえず保険会社に連絡してみましょう!!

 

追記

 

今回の大雪による車への被害については以下のブログをご参照ください。

参考:屋根のへこみなど…大雪による損害で自動車保険は使える?

募集文書番号:16-T24711(2017年3月作成)