知らなきゃ損!火災保険は物損事故でも保険金が出ますよ

代表取締役 森原 義博

 

「子供がボールを投げて窓ガラスを割ってしまった」

「模様替え中にテレビを落として壊してしまった」

皆さんはこんなご経験ありませんか??

 

ちょっとした不注意で物を壊してしまうことはよくあります。

特に子供がいたらどうしても起こり得ることですよね。

しかもそれが高価な物だったりするとガッカリしたり・・・

 

実は家周りで起こった物損事故(破損・汚損)は火災保険の対象である可能性があります。

今日は建物や家具をうっかり壊してしまったときの補償についてお伝えしましょう!!

 

火災保険は火事だけじゃない

 

火災保険はその名前から火事だけにしか使えないと考えられがちですが・・・

契約内容によっては自然災害や盗難、破損などで被害を受けた場合でも補償の対象になります!!

 

下図は東京海上日動の火災保険パンフレットから抜き出したものです。

見てみると火災だけでなく様々なリスクにも火災保険が対応していることが分かります。

 

無題

 

参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険

 

これは何も東京海上日動だけではありません。

一般的な火災保険の補償内容はどこの保険会社もほぼ同じです。

 

そして不注意で建物や家具を壊してしまったとき・・・

この中にある「破損等リスク」というものが重要になってきます!!

 

破損等とは

 

「破損等」とは具体的に言うと、偶然かつ突発的な事故によって物を壊してしまうことです。

具体的には以下のような例が挙げられます。

 

 

建物:子供がボールを投げて窓ガラスを割ってしまった

建物:よろけてふすまに倒れかかり壊してしまった

建物:掃除中に掃除機が壁に当たり穴を開けてしまった

 

家具:ネコが部屋中を走り回ってテレビを倒してしまった

家具:コードに足を引っかけてデスクトップを壊してしまった

家具:模様替え中にあやまって電子レンジを落としてしまった

 

あなたの火災保険が建物と家具(家財)の両方を補償するものであれば・・・

上記のようなケースはすべて保険金が出る可能性があります。

逆に建物だけだったり家具(家財)だけの補償であれば、その範囲内で保険金が出ますよ。

 

物損事故が一番多い

 

私は長年、保険の仕事をしていますが・・・

お客さまの家が火事になって火災保険金を支払ったことはほとんどありません。

 

火事ってそんなにめったに起こるものではないんですよ。

(なので火災事故で何千万円というお金を支払うときは緊張します。笑)

 

しかしここで紹介している「破損等」によるご請求は本当に良く受けますね。

実際に家具(家財)の火災保険で保険金請求が一番多いのはこれです!!

 

※2015年度住まいの保険(充実タイプ)事故件数割合

 

補償の対象外となる場合

 

しかしすべての物損事故に対して保険金が支払われるわけではありません。

たとえば以下のような場合は補償の対象外です。

 

 

・すりキズや塗装のはがれ落ちなど外観上だけの損傷

・長年使用してきたことによる消耗や劣化

・置き忘れやなくしたことによる損失

・携帯電話・ノートパソコン・メガネなど持ち運ぶ物

 

またそもそも火災保険から「破損等リスク」の補償を外している人もいます。

保険料を安くするためにこの補償を外している場合は当然ながら保険金を受け取れません。

 

「自分の場合は保険金を受け取れるのかな??」

判断に迷うときはとりあえずご自身の保険担当者さんに相談してみましょう!!

 

免責金額に注意

 

さらに物損事故で火災保険を請求するのに気を付けなければいけないことがあります。

それは「免責金額」を設定しているかどうかです!!

 

「免責金額」とは自分自身が負担する金額(自己負担額)のこと。

火災保険には「5万円までは自己負担でお願い」みたいな条件が付いていることがあります。

 

 

したがって保険金は以下のような式で計算されるのです。

保険金 = 損害額(修理費)- 免責金額(自己負担額)

 

たとえば免責金額が5万円だったとして・・・

損害額が6万円ならば5万円を引いた1万円が受け取れます。

しかし損害額が5万円だと1円も受け取ることができません。

 

つまり損害額が免責金額を越えないと保険金はゼロなのです!!

 

火災保険に加入する際に多くの人は免責金額を3万円とか5万円とかに設定しています。

そうした方が保険料が安くなりますからね。

したがって壊した物の値段がそんなに高くなければ火災保険の出る幕はありません。

 

火災保険の補償は充実させよう

 

少し前に「雪で瓦(かわら)が3枚壊れた」というお客さまがいました。

修理代を見積もってみると28000円。

 

 

その方は自己負担額(免責金額)をゼロとしていたので・・・

28000円をそのままお支払いすることができました。

 

家周りで数万円という小さな保険事故が出てくる事態ってけっこうあります。

しかも火災保険は自動車保険みたいに使ったら保険料が上がるということはないのです!!

したがって私は個人的に免責ゼロの充実プランをお客さまにおすすめしています。

 

まとめ

 

家周りで起こった物損事故(破損・汚損)は火災保険の対象である可能性があります。

実際に家財の保険金請求で一番多いのは物損事故によるものです。

「これ請求できるかも」と思ったらご自身の保険担当者さんにご相談されるのをおすすめします。