自動車保険の団体割引はお得?デメリットや等級制度など解説

専務取締役 森原 真

 

「勤務先で自動車保険に入ったら団体割引があるって聞いたんだけど??」

お客さまからたまにこのようなお話を聞きます。

 

働いている会社や組織によっては自動車の団体保険が用意されています。

保険料は通常より安いのですが、何かデメリットがあったりするのでしょうか??

今日は自動車保険の団体扱い契約についてくわしくお話ししましょう。

 

自動車の団体保険とは

 

自動車の団体保険は会社や組織に所属している人が10名以上で加入できる保険です。

保険料は毎月の給与から天引きされ、一括して保険会社に納められます。

 

 

大人数で保険に入るので団体割引が効き、通常より保険料が安くなるのが特徴です!!

主に企業の福利厚生の一環として導入されています。

 

団体割引はどれぐらいか

 

団体割引の割引率は会社や組織によって異なります。

その割引率はだいたい5~30%ぐらいです。

「加入者の数」と「その団体の事故率」によって毎年見直されます。

 

 

一般的に加入者の数が多いほど割引率は高いです。

全国に支店があるような大企業で加入者が数千人となるような団体保険では・・・

30%割引なんかもめずらしくありませんね。

 

また自動車の団体保険は原則として給与天引きで毎月払いです。

 

通常、自動車保険の保険料を月払いすると年払いと比べて5%割増となりますが・・・

参考:自動車保険は月払いが可能!年払いとの違いやデメリットは?

団体保険の場合はそういった割増はありません!!

 

割増なしで月払いにできるというのも団体保険の隠れたメリットですね。

 

退職したらどうなるか

 

まず保険期間の途中に退職した場合、満期までは引き続き団体割引があります!!

しかし退職してしまったら給与天引きで保険料が支払えなくなるので注意が必要です。

 

 

だいたいは退職時に残り期間の分をまとめて支払うといった形になります。

集金代行会社を経由しての保険料支払いに切り替わるところもありますね。

 

満期が来た時点で別の一般的な自動車保険に切り替えることになりますが・・・

会社や組織によっては退職者でも団体保険を続けられるようなところもありますよ。

しかし退職理由や年齢によっては継続できなかったり、割引率が悪くなるので注意が必要です。

 

ちなみに私は退職後の無保険者を何人か見てきました。

退職時は色々とゴタゴタするので手続きをつい忘れしまうのでしょうね。

そのような状態で交通事故を起こすと大変な目にあうのでご注意ください。

 

団体保険を普通の自動車保険に切り替える際、等級はそのまま次の保険に引き継げます!!

 

「団体保険から抜けたら等級がふりだしに戻って割引がなくなる」と考える人がいますが・・・

そうはならないので安心して手続きしましょう。

 

団体保険のデメリット

 

団体保険に入るデメリットとしては以下の3つが考えられます。

 

1.退職したら団体保険がなくなる

 

 

原則としてその会社から離れると団体保険の継続はできません。

したがって新たに保険に入り直す必要があり手間がかかります。

 

2.支払方法が選べない

 

 

支払方法は基本的に給与天引きとなります。

「クレカで保険料を払ってポイント貯めたい」という方には不向きです。

 

3.保険会社を選べない

 

 

会社や組織が提携している保険会社で加入することになります。

自分が入りたい保険会社があったとしても選ぶことはできません。

 

団体保険は少なくなっている

 

最近は給与天引きよりクレジットカード払いを選択される方が若い世代を中心に増えています。

また保険請求をするときに会社(契約者)を通さないといけないのを嫌う人もけっこういます。

したがって団体保険を利用される方はだんだんと少なくなっている印象です。

 

 

さらに会社の人員削減や統廃合などで団体扱い保険の加入者が減っているのも事実です。

決められた人数以上の人が給与天引きにしないと保険を団体扱いとすることができません。

したがって退職しなくても「団体扱い契約ではなくなりました」となる可能性があります。

 

まとめ

 

自分の勤務先によっては福利厚生の一環として自動車の団体保険が利用できるでしょう。

団体割引があるので普通に自動車保険に入るより保険料がお得です。

しかし退職後の手続きや支払い方法の制約などでデメリットも存在します。

 

P.S.

生命保険や医療保険の団体保険についてはこちらを参考にしてください。

参考:団体扱いの生命保険は団体割引でお得?メリットとデメリット