火災保険にセットする地震保険、保険料の相場はいくら?

代表取締役 森原 義博

 

去年、鳥取県の中部を中心にとても大きな地震が発生しました。

参考:鳥取県中部地震 – Wikipedia

 

先日、ビジネス交流会へ参加するために倉吉を訪れましたが・・・

まだブルーシートを被った家が目立っていましたね。

 

 

まだまだ復興は道半ばという感じです・・・

 

今日は地震保険の仕組みや保険料について詳しく書いていきます。

地震保険に入っている人も入っていない人もぜひ参考にしてください。

 

地震保険とは

 

地震保険とは地震に備えるための保険です。

地震を原因とする損壊・火災・埋没・流出によって損害を受けたときに保険金が支払われます。

具体的には以下のようなときです。

 

・地震で家が壊れた

 

・地震でコンロが倒れて火事になった

 

・地震による津波で家が流された

 

地震保険で補償の対象となるのは「家」と「家具」です。

(契約で保険の対象を建物のみとしている場合は家具に対しての補償はなし)

「自動車」や「宝石・貴金属」などは地震保険の補償からは外れます。

 

なお地震保険はどこの保険会社で加入してもその内容や保険料は一緒ですよ!!

なぜなら地震保険は政府と保険会社が一緒になって運営する特殊な保険だから。

したがってここに書いてあることは、どこの保険会社の地震保険にも当てはまることです。

 

火災保険とセット

 

地震保険はそれ単体で加入することはできません。

必ず火災保険と一緒に契約する必要があります!!

 

 

ただしすでに火災保険に入っている人はそれに地震保険を付けることができますよ。

 

地震保険の保険金額はセットにする火災保険の30~50%で設定します。

たとえば火災保険の補償が1000万円であれば・・・

地震保険の補償は300~500万円となるのです。

 

 

ただし地震保険の保険金額には限度額があります。

建物は5000万円、家財は1000万円が保険をかけることができる最大の金額です。

 

地震保険の保険料

 

地震保険の保険料は「場所」と「建物」の2つの要素によって決まります。

下図は鳥取県の地震保険料(保険金額100万円・保険期間1年あたり)です。

 

参考:保険料と割引制度|東京海上日動火災保険

 

イ構造:鉄骨やコンクリート造など

ロ構造:木造など

 

ちなみに鳥取県は各都道府県の中では最も保険料が安い部類に入ります!!

太平洋側に行くほど保険料は高くなる傾向にありますね。

 

参考:地震保険基準料率|損害保険料算出機構

 

地震保険は割引あり

 

地震保険には以下4つの割引制度があります。

 

 

1.建築年割引

昭和56年6月1日以降に新築された建物は10%引き

 

2.耐震等級割引

国が定める耐震等級を持っている建物は10~30%引き

 

3.免震建築物割引

国が定める免震建築物と認定された建物は30%引き

 

4.耐震診断割引

各自治体が定める耐震基準を満たした建物は10%引き

 

しかしこれらは重複して適用されることはありません。

複数当てはまる場合は最も割引率の高いものが適用になります。

 

地震保険は控除あり

 

地震保険で支払った保険料は税金控除の対象になります。

1年間に支払った保険料に応じて、所得税や住民税から一定額が差し引かれるのです!!

 

 

居住用の住宅や家財(家具)を守るために入った地震保険が対象です。

自分の地震保険が控除の対象になるかは保険会社から送られてくる控除証明書で確認できます。

 

この控除証明書は実際に税金を控除してもらうのに必要な書類です。

なくさずに大切に持っておき、年末調整や確定申告で忘れずに手続きしましょう。

 

具体的な控除金額は下のブログを参考にしてください。

参考:知らなきゃ損!火災保険は年末調整で控除できるものがある

 

地震保険の保険金

 

地震保険は家や家具の壊れ具合によって保険金の金額が決まります。

壊れ具合は「一部損」「半損」「全損」の3段階です。

それらによって以下のように支払われる金額が変わります。

 

損害の程度 保険金
一部損 保険金額(時価が限度)の5%
半損 保険金額(時価が限度)の50%
全損 保険金額(時価が限度)の100%

 

しかしこれは2017年1月1日より前の地震保険契約の場合です。

2017年1月1日からは以下のように変わりました。

 

損害の程度 保険金
一部損 保険金額(時価が限度)の5%
小半損 保険金額(時価が限度)の30%
大半損 保険金額(時価が限度)の60%
全損 保険金額(時価が限度)の100%

 

壊れ具合の区分がより細かくなっていますね。

いずれにしても実際の修理費が支払われるわけではないのでご注意ください!!

 

 

自宅の被害がどの段階に当てはまるかは専門の鑑定士さんが判断します。

鑑定士さんが自宅を直接訪れて状況を確認し、被害がどの程度かを決めるのです。

参考:鳥取での地震保険支払い状況やその過程を全部公開します!

 

保険会社は鑑定士さんからの報告をもとに保険金の支払いを決めます。

 

保険金が支払われないケース

 

地震保険は残念ながら万能ではありません。

地震保険で保険金が支払われないケースというのもあります!!

 

 

主な例は以下のようなものです。

 

・損害の程度が「一部損」に至らないほど軽いとき

・門・塀・垣のみに生じた損害

・地震等発生した日の翌日から10日を経過した後に生じた損害

・地震等の際に発生した紛失・盗難によって生じた損害

 

ただし「上記に当てはまるかな??」というような場合でも・・・

地震で被害が出た場合はとりあえずご自身の保険担当者に報告してみましょう。

 

実際に地震が発生して数か月経ってから報告し、保険金が支払われたケースもあります。

鑑定士さんの査定は無料なので遠慮することはありません。

 

まとめ

 

地震保険では地震によって家や家具が被害を受けたときに保険金が支払われます。

保険金は実際の修理費が支払われるわけではないので注意が必要です。

保険金が支払われない場合もありますが、とりあえず被害が出たら保険会社に報告しましょう。