皆さんすっかり寒くなり、秋も深まりを感じる今日この頃ですが、お元気でお過ごしでしょうか?
コロナ感染症もやっと減少傾向にあり、山陰地域も元気を取り戻しつつあります。
WeLove山陰など自治体が発信するサービスを活用して、今までガマンを強いられてきた飲食宿泊業の皆さんに少しでも還元していけたらと思う日々です。
今年は私が保険の仕事を始めてから、今までで1番多くの死亡保険金を給付させて頂くことになった一年でした。
これほど辛く、悲しい給付はありません。
死亡保険金は究極の給付金
死亡保険金は生命保険金の中でも、究極の給付金です!
もちろん、病気に関わる「入院給付金」や「がん一時金」「療養給付金」なども大切でしょう。
しかし保険の契約者以外が給付手続きをしなければならない点では、唯一だと思っています。
亡くなられたお客様には、ご冥福を心よりお祈りします…
そして私のお客様でいてくださったことに改めて感謝をし、私の心の中でいつまでも思い出としてお元気な姿を留めて置かせてください。
死亡保障にご加入のお客様はたくさんいらっしゃいますが、その補償額は年齢や立場によりそれぞれが違います。
葬式代があればいいと言われる方、子供たちを含め家族が安心して暮らせるのに充分な保障を希望される方…
近ごろ同年代でやたらと聞くのが、葬式代だけじゃ相続もできないし、今の家が空き家になったらその処分費用もかかるから、なるべくお金を残したいという意見です。
年齢や置かれた立場、また性別などにより、その保障額は様々でしょう。
皆さんにお伝えしたいのは、「その受け取りを誰にするか?」ということです!
悲しみの後に苦しみがやってこないように
「死亡保険金はお金に名前が付けられる」と言われるほど、その受取人の指定は大切です!
また現金を受け取るのと違うのは、保険金で受け取ると節税にもなります。
いま結婚する割合は減っており、結婚する年齢は上がっている傾向です。
そのわりに離婚率は高くなり、同時に再婚も増加しています。
家族関係が変わったら、必ず死亡受取人の確認をしてください。
また結婚はしないけど、同一世帯で暮らす・内縁関係・未届の夫・妻…というご家庭も珍しくありません。
配偶者や親族という立場でなくても、一定の条件を満たせば保険金の受取人に指定することも可能です。
保険金の手続きでいつも思うのは、「人が一人亡くなることは悲しむ間もなくお金が次々と出ていく」ということ!
ふだん生活していると、「死なない」「死ねない」ということが当たり前です。
突然に家族を失ったり、長い闘病の末に見送られる遺族と接する中で思うことは…
まさに生命保険会社のキャッチフレーズのような言葉ですが、「悲しみの後に苦しみがやって来ないように…」ということに尽きます!
私の実際のケース
では、私は自身の死亡保障にどう加入してきたのか?
私は離婚してから2人の息子が自活できるようになるまでは、1000万円の掛け捨て保障に加入しておりました!
この1000万円は2人の子供たちそれぞれの学費や私の身辺整理代、両親を看取ってもらうなどのお金です。
子供達が独立した後は、それぞれの息子に300万円を残そうと終身保険でせっせと保険料を負担しています。(笑)
この300万円は葬儀代、一周忌までの供養費、相続のための費用です。
父が亡くなった時、私は兄弟がいないために色々な整理を一人でしました。
そのとき「こんなところにもお金がかかるんだなぁ」と身をもって体験したので、なるべく子供達の生活を脅かさないようにと考えた保障額です。
生命保険で保障できる事柄で必ず誰の身にも起こる事が「死亡」、そして大半の人に起こる事が「老後」です。
いずれにせよ、お金を残しておくということは生涯を通して大切なことだと思います。