火災保険をご契約のお客さまから、ときどき聞かれる質問です。
火災保険は火事だけでなく色々なリスクに備えられますが、その適用範囲はどこまでなのでしょうか??
今日は火災保険で台風や家財なども補償されるかについて、鳥取で80年続く保険代理店がくわしくお伝えします!!
火災保険の適用範囲
火災保険はその名前から、火事だけにしか使えないと考えられがちです。
しかし契約によっては、自然災害・盗難・破損などで被害を受けた場合でも補償があります!!
たとえば、東京海上日動の火災保険パンフレットを見てみましょう。
火災のほか風災・水災・盗難・水漏れ・破損など、様々なリスクに対応していることが分かります。
参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険
これは何も、東京海上日動だけではありません。
一般的な火災保険の補償内容は、どこの保険会社もほぼ同じです。
ではそれぞれの補償について、具体的に見ていきましょう!!
火災リスクに対する補償
火災・落雷・爆発によって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・ベットから落ちた布団にストーブの火がついた
・落雷でコンセントにつないでいたテレビが壊れた
・ガス漏れに気付くことなく火を付けて爆発した
ただし寝タバコなど重大な過失による火事の場合、残念ながら保険金は出ません。
参考:火事が隣の家に延焼・類焼!火災保険から賠償されず隣家は泣き寝入り?
風災リスクに対する補償
風・雪・雹(ひょう)によって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・台風による強風でアンテナが折れた
・隣家からの落雪で窓ガラスが割れた
・大きなヒョウが降って屋根が壊れた
認知度は低いですが、火災保険が使用される一番の原因はこの風災です!!
特に台風や大雪で使われることが多いので、火災保険に加入している人はモレのないよう保険金を請求しましょう。
参考:台風で雨漏りが発生!屋根や雨樋の修理で火災保険を請求できる?
水災リスクに対する補償
水災によって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・台風による洪水で家が床上まで浸水した
・大雨で土砂崩れが起きて建物が流された
・豪雨による雨漏りで電子レンジが壊れた
ただし「地盤面から45cmを超える浸水」「損害の割合が30%以上」など、保険会社で適用される基準が違うので注意してください。
参考:大雨で土砂崩れやがけ崩れ!土砂災害は火災保険で補償されるか?
盗難リスクに対する補償
泥棒や空き巣によって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・空き巣にテレビを盗まれた
・泥棒に窓ガラスを割られた
・土足でカーペットが汚された
ただし個人的に、盗難補償はあまり必要ないと感じています。
侵入窃盗の件数は年々減っており、これで火災保険を使われるのはまれです。
参考:空き巣が現金や自転車を盗んだ!火災保険に盗難補償は必要か?
水漏れリスクに対する補償
水漏れによって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・水道管から水漏れが発生し、家具が損害を受けた
・上階で発生した水の事故で、建物が水浸しになった
ただし水の出しっぱなしなど単なる自分の不注意の場合、残念ながら保険金は出ません。
参考:一戸建てで水漏れが発生!火災保険で漏水が補償される条件は?
破損リスクに対する補償
偶然な事故によって建物や家財が損害を受けた場合、火災保険から保険金が支払われます!!
具体的にどのような状況で補償されるのか、いくつか例を挙げてみました。
・子供がボールを投げて窓ガラスを割った
・ネコが部屋を走り回ってテレビを倒した
・掃除中に掃除機が壁に当たり穴を開けた
ただしメガネやスマホなど、普段から持ち運ぶものは補償の対象外です。
またすりキズや塗装はがれなど、外観だけの損傷も補償されません。
参考:子どもがテレビを破損!火災保険は家財の物損でも保険金は出る?
家財も補償されるか
火災保険で補償の対象となるのは、「建物」と「家財」です。
なので基本的には、家だけでなく家具や家電も補償の対象です!!
ただし契約で火災保険の対象を「建物のみ」としている場合、家財に対しての補償はありません。
もし家具や家電も補償範囲に含めたいと考えるなら、火災保険の契約内容を変更しましょう。
ただし以下のようなものは、事前に保険会社へ申告しておかないと補償が受けられません。
・貴金属・美術品・宝石・骨董品など
・原稿、設計書、図案、証書、帳簿など
また以下のようなものは、補償の対象外となります。
・自動車や船
・仕事で使う設備や商品
・データやプログラム
・ペットや植物
これらについて、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:火災保険の家財とは?家財保険に入らないとダメ?必要か解説する
火災保険で補償されないケース
「火災保険が適用されると思っていたが、実は補償対象外だった」というケースもあります。
それは主に、以下の7つです!!
・住宅の劣化が原因で損害が発生した
・地震や噴火が原因で損害が発生した
・住宅の欠陥が原因で損害が発生した
・契約者の故意や重大な過失があった
・対応するリスクの補償を外していた
・保険金を請求せずに期限が経過した
・戦争や内乱が原因で損害が発生した
それぞれについて、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:火災保険の使い方は?保険金申請の流れや請求期限などを説明する
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まとめ
火災保険は火事のほか、自然災害・盗難・破損などでも補償を受けられる可能性があります。
具体的には、「火災」「水災」「風災」「水漏れ」「盗難」「破損」です。
加入している火災保険のプランや特約で補償内容は違うので、気になる人は契約内容を確認しましょう。
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